お知らせ

お知らせ

お知らせ2025年7月11日

《重要》飼い主のみなさまへ重要なお知らせとお願い~SFTS(重症熱性血小板減少症候群)にご注意ください~

最近ニュースなどでよく報道されている**SFTS(重症熱性血小板減少症)**という感染症をご存知でしょうか?

このSFTSは犬や猫、人など様々な動物に感染します。特に猫や人での死亡率が高く、動物から人に感染してしまう恐ろしい感染症です。

過去に飼い猫に咬まれた後に飼い主様がSFTSを発症し死亡する症例がありました。
最近では三重県でSFTSの猫を診察・治療した獣医師が命を落とす事例が発生しました。

このSFTSという感染症は飼い主様、ワンちゃんネコちゃん、私たち動物医療従事者にとって非常に恐ろしい他人事ではない感染症です。

ワンちゃんネコちゃん、そして飼い主さまご自身の命にも関わる感染症のため、下記の点に十分ご注意ください。

🔍 SFTSとは?

マダニが媒介するウイルス感染症です。
人や動物に感染します。

人では**致死率10〜30%**と高いです。
猫では**致死率60〜80%**ともっと高いです。

SFTSに感染した犬や猫は以下のような症状を示すことがあります。
・発熱
・元気がない、食欲がない
・嘔吐、下痢などの消化器症状
・黄疸(猫)
・白血球や血小板の減少
〈※〉初期にはこうした症状がはっきり現れないことが多く、またこれらの症状はSFTSだけの特徴的な症状ではありません。

🐕🐈 ペットが感染する可能性も

特に外に出る犬・猫はマダニに咬まれて感染するリスクがあります。

感染した犬や猫は、症状がなくてもウイルスを排出することがあり、接触で人へうつる可能性もあります。

特に猫から人への感染例が多く報告されています。

🏥 院内でのお願い

SFTSを診察時にすぐに診断することは困難です。
なぜなら決め手になる症状が乏しく、他の感染症や病気と区別しにくいからです。

以下のようなケースなどではSFTSを念頭に置いて対応させていただきます。

・外に出た猫が元気、食欲がない
・野良猫を保護した直後で体調が悪い
・ノミ、マダニ予防をしていない犬猫の体調が悪い
・原因不明の発熱がある

このような犬猫の診察では当院では
・院内感染を防ぐために診察時間を指定します
完全防護服を着用したうえで診察し、入念に消毒をするので感染症対策の衛生費を別途いただきます

防護服のイメージです

来院時、ペットのマダニ予防の有無や最近の外出状況をお知らせください

SFTSが疑われる症状がある場合、接触を控える・隔離処置を行う場合があります。ご理解とご協力をお願いいたします。

□飼い主様への切実なお願い


猫を外に出さないでください。
1回の室内からの脱走でSFTSに感染して死亡した猫ちゃんの症例も出ています。
外に出た猫が体調を崩した場合には院内感染の防止や院内の安全確保のために診察ができないことがあります。また診察できた場合でも診療費に加えて隔離費用や検査費用など様々な経費が大きくかかります。


マダニ予防を徹底してください。
猫にも犬にも定期的な月に1回のお薬でマダニは予防ができます。
市販の予防薬やノミ取り首輪は効果が不十分な場合があります。個人輸入品など安全性や効果が不透明な製品は避けてください。予防していない場合や市販品・個人輸入薬の使用では通常の診察ができない場合や衛生費が発生する場合がございます。またマダニが多い山林や草むらには近づかないようにしましょう。


体調不良の猫も含めて全て予約診療です。直接来院された場合には診察をお断りすることがあります。
特に感染症を疑う場合にはこちらからの指示に従っていただきますようよろしくお願いいたします。

📌 最後に

SFTSはまだ解明されていない点も多い感染症ですが、適切な予防対策で多くは防ぐことができます。

大切なご家族であるペットと、飼い主さま自身の命を守るため、また診療する病院スタッフのためにも日頃の予防にご協力をお願いします。ノミ・ダニ予防をお願いいたします。

のぞえ動物病院
  院長 野添晃